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日刊建設工業新聞
2020/06/22

【鳥取】大鴨歩道橋などの補修工/秋頃までに順次発注へ

 倉吉市は、大鴨歩道橋など4橋梁の補修工事を計画しており、9月中に工事発注する。補修工事に着手する4橋梁は、大鴨歩道橋、一の瀬橋、沢谷大橋、駄経寺2円谷1号橋。
 大鴨歩道橋は、同市鴨河内を流れる小鴨川に設置されている橋梁で、橋長153b、幅員2・9bの5径間単純鋼I桁橋。架設から50年以上経過している大鴨歩道橋は、支承のプレートにうきが発生しているなど、支承部を中心に経年劣化が進行しており、ひび割れ補修を行うなどして安全性を向上させる。
 矢送川に架かる一の瀬橋(同市関金町山口)は、1961年に架設された2径間単純RCT桁橋。橋長26・1b、幅員6・8b。支承部、路面を中心に全体的に劣化が進行しており、ひび割れを補修するなどして、長寿命化を図る。
 北谷川に架かる沢谷大橋(同市沢谷)では、昨年度進めた補修工事の続きに取りかかる。同橋は、1965年に架設された1径間単純鋼I桁橋で、橋長21・5b、幅員4・6b。主桁を中心に腐食が見られ、昨年度は塗装の塗り替えや当て板補修などを進めてきた。今年度は、塗装の塗り替えや橋面舗装に取りかかる。
 駄経寺2円谷1号橋(同市米田町)は絵下谷川に架かる1径間単純PC床版橋。橋長11・3b、幅員15・5b。橋台などでひび割れや漏水が確認されているため、ひび割れ補修を行う。
 今のところの概算工事費は、大鴨歩道橋が5800万円、一の瀬橋が2000万円、沢谷大橋が1200万円、駄経寺2円谷1号橋が500万円程度を見込んでいる。
 同市では9月中をめどに、準備ができ次第、順次工事発注していく見込みで、年度内の工事完了を予定している。

日刊建設工業新聞