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福島建設工業新聞社
2020/06/24

【福島】公募型随契等で発注/県北浄化センター本復旧

 福島県県北流域下水道建設事務所は、昨年10月の台風19号による大雨で浸水した県北浄化センターの本復旧に入る。予定している全電気・機械設備復旧工事など17件の発注見通しを公表した。一部土木工事は2021年度に行う。22年3月までの復旧完了を目指している。
 入札方式は汚泥濃縮タンク復旧、建築復旧工事が随意契約で、他はすべて公募型随意契約。第1、第2スクリーンポンプ(SP)棟復旧関連では、1系水処理施設等を含めた電気設備復旧、両SP棟と沈砂設備復旧(機械設備工事)を8月に入札する。電気設備復旧は概算金額が13億〜21億円で工期15カ月。機械設備工事が概算5億〜7億円で工期13カ月。
 管理棟、両SP棟の付帯電気設備復旧は9月に入札。概算金額は2億〜3億5000万円。揚水設備復旧は、第1SP棟が7月。第2SP棟が9月に入札予定。第1棟は工期16カ月で概算金額1億2000万円〜2億円、第2棟の工期は11カ月で、金額は1億5000万円〜2億5000万円。
 水処理系列復旧関連では1、2系施設と1系送風機棟ほか機械設備復旧、2系水処理施設と水再利用施設ほかの電気設備復旧を8月に入札する。概算金額は機械設備復旧が11億〜18億円、電気設備復旧が9〜15億円。工期はともに15カ月。
 国見町徳江地内の同センターの処理能力は8万7800㎥/日(1系列6池+2系列4池)。昨年10月の台風19号豪雨による滝川の決壊で水没した。昨年12月に第2SP棟、今年1月には第1SP棟の主ポンプが仮復旧。5月には処理水・内水を排出する放流ポンプが仮復旧している。完全復旧までは2年程度を見込んでいる。