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滋賀産業新聞
2020/06/30

【滋賀】愛荘町 行政機能配置最適化の具体方針案公表

 愛荘町は、今年2月に「愛荘町庁舎等のあり方検討委員会」を設置し議論、検討を進めている『行政機能の配置の最適化に向けた具体の方針』の策定について、このほど案を公表し、広く住民の意見を募集するパブリックコメントを開始した。意見募集の期間は、7月16日まで。町内に住所を有する方のほか、町内に通勤又は通学をされている方、町内に事業所又は事業所を有する個人及び法人・その他の団体も、意見を提出できる。
 愛荘町は、2006年(平成18年)2月に旧秦荘町と旧愛知川町の2町が合併して誕生したが、役場庁舎をはじめ公共施設は、見直ししないまま現在に至っている。今後、▽公共施設が大量に更新時期を迎えること、▽人口減少等により利用需要が変化していくこと―などから、施設全体の最適化を図る必要があることを踏まえ、施設の統廃合を基本原則に、『行政機能の配置の最適化に向けた具体の方針』を取りまとめるもの。
 公表された案によると、対象9施設のうち、合併協議において『将来的に再度検討する必要がある』とした愛知川庁舎(本庁舎)と秦荘庁舎(分庁舎)の【行政系】2施設については、「住民の利便性向上及び事務の効率化等を実現するために、愛知川庁舎にすべての課を集約し、秦荘庁舎は支所として総合的な住民サービス窓口を配置する」とした。
 秦荘庁舎(RC造3階建、延2734平方b)は、1972年度(昭和47年度)の建築で築後48年が経過する。災害対策本部を設置するためのIs値(目標値)を満たしておらず改修等に多額の費用が見込まれ、また、愛知川庁舎(RC造3階建、延3791平方b、1990年度建築)が総務省基準による庁舎必要面積に対する不足差は、「隣接する愛知川保健センターを活用すれば概ね確保できる」として、検討の目的である「将来世代への負担の軽減」の観点からも集約化を方針案としている。
 類似施設のラポール秦荘『いきいきセンター』と福祉センター『愛の郷』の【福祉系】2施設については、類似する自治体の福祉施設とも比較。「同一敷地内に特別養護老人ホームなど他の福祉・健康増進施設があるラポール秦荘『いきいきセンター』を町総合福祉センターとして一本化。『愛の郷』は、子育てや生活支援、防犯、多文化共生などの複合機能を有する施設及び避難所として活用する」としている。
 秦荘保健センターと愛知川保健センターの【保健系】2施設は、「既に保健センター機能は愛知川庁舎内に集約しており、両センターは健診等の行事以外は閉めていることから保健センターの名称は廃止。建物は、庁舎の一部として一体的に管理する」としている。
 老朽化が著しい【町民文化系】の愛知川公民館と町民センター愛知川の2施設については、「2施設とも解体。社会教育施設機能として公民館・町民センターで開催されていた事業は、ハーティーセンター秦荘とゆめまちテラスえちを中心に展開する」としている。
 跡地利用が定まっていないため、倉庫として利用しているものの老朽化の進行により景観を損ねるなど課題を抱える【旧愛知川警部交番跡地】については、「(隣接する愛知川庁舎)来庁者等の駐車場不足が指摘されていることから、建物を解体し駐車場として整備し、速やかに有効活用する」としている。
 意見募集後、7月下旬に第6回検討委員会を開催し、意見募集の結果報告などを行ない、8月上旬に委員会として町に最終案を答申する予定。

提供:滋賀産業新聞