トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(東京)
2020/07/01

【東京】都審議会 練馬城址公園の整備計画検討開始

 東京都公園審議会(会長・梨雅明日本公園緑地協会副会長)は6月30日、小池百合子知事からの諮問を受け「都市計画練馬城址公園」の整備計画についての検討を開始した。基本目標として「緑と水」「広域防災拠点」「にぎわい」の3点をあげ、8月に閉園する遊園地「としまえん」の跡地活用区域を含めた整備の方針をまとめる。2021年1月ごろに中間のまとめを行い、同年5月をめどに答申する。
 練馬城址公園(練馬区春日町1丁目、向山3丁目)は、1957年に都市計画公園として約26・66fが都市計画決定し、公園事業化に向けた検討を都が進めてきた。
 計画区域内には、西武グループが運営する遊園地「としまえん」(約22f)が含まれている。また、住宅地が約3・6fあり、石神井川が区域内に流れている。
 基本目標に沿った整備方針のたたき台として、既存の樹林地を生かしながら区域内の緑を増やすとともに、石神井川沿いの並木道や散策路との連続的な水辺空間をつくることを都が提案。
 また、現在は塀で閉鎖されているエリアがあることから、広域防災拠点として、震災時の避難場所や臨時離着陸場の候補地となる広場を確保する必要がある。周辺地域からの避難を円滑に受け入れる園路も整備したい考え。
 加えて、計画区域の大半を遊園地が占め、「としまえん」という名称が定着していることなどを生かし、民間と連携してカフェやマルシェなどの交流空間の整備も検討する。
 「としまえん」の跡地は、「ハリー・ポッター」のスタジオツアー施設を誘致するための協議が進んでいる。これに向け、6月12日、都と練馬区、土地所有者の西武鉄道、施設を運営するワーナーブラザースジャパン、施設建築と管理を担う伊藤忠商事が「都市計画練馬城址公園の整備にかかる覚書」を結んだ。設置可能期間は30年間。期間終了後は、都立公園として整備する予定。
 都は2011年に「都市計画公園・緑地の整備方針」を改定し、練馬城址公園を優先整備区域に新規設定した。その後、今年2月に同整備方針の改定案をまとめ、20〜29年度の10年間で優先的に整備する公園・緑地に練馬城址公園を改めて位置付けている。

提供:建通新聞社