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滋賀産業新聞
2020/07/03

【滋賀】滋賀県 県営土改事業「栗見出在家地区」の農地整備

 滋賀県は、先月30日付で東近江市栗見出在家町の一部、地積63・9fを対象とした県営土地改良事業「栗見出在家地区農業競争力強化農地整備事業」の事業計画の決定を公告。県東近江農業農村振興事務所などで事業計画書の縦覧を開始した。事業初年度となる今年度からコンサル業務を進め、工事は21年度から実施し、24年度(令和6年度)の事業完了を目指していく。概算総事業費は5億8100万円。内、工事費は4億7000万円を見込む。
 同地区は、市の北西部に位置し琵琶湖に面した農業地帯。昭和50年代後半に、団体営ほ場整備事業により40e区画に整備されているが、現状では用水路は石綿管のパイプラインであり経年劣化により漏水が発生し、一部では水はけが悪く作業効率や生産性が悪い状況となっている。また、区画整理が実施済みではあるが小区画のため、担い手への利用集積を促進していくにはより一層の営農の省力化・効率化が求められている。
 このため、用水路の改修及び畦畔除去による区画拡大、暗渠排水の整備を行ない、担い手(認定農業者・法人)の効率的かつ安定的な農業経営の充実を図り、地域農業の持続発展に向けた後継者を育成するために、事業の実施をするもの。

 主要工事計画は、次の通り。

▽用水路工=VU管、L8044b(概算工事費4億0300万円)
▽暗渠排水工=A6・4f、集水渠VUφ100_×L37b、吸水渠VUφ50〜100_×L1050b(同2100万円)
▽区画拡大工(同4600万円)

※総事業費は、これに▽測量試験(7200万円)▽用地買収補償費(1200万円)▽工事雑費(500万円)▽事務費(2700万円)を合わせた合計5億8100万円。

提供:滋賀産業新聞