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建通新聞社(東京)
2020/07/03

【東京】都 わくわくビレッジの劣化調査を開始

 東京都教育庁は、PFI手法を導入して運営している青少年社会教育施設ユース・プラザ「高尾の森わくわくビレッジ」の将来的な施設の在り方を検討するため、劣化状況調査を日立建設設計(千代田区)に委託した。建築後40〜50年を迎えることから、施設の劣化状況を把握した上で、修繕・改修、改築した場合の長期的な計画をまとめる。現在のPFI期間が終了する2025年3月以降を見据え、今後のユース・プラザの在り方の検討に活用できるよう整理する。また、施設需要調査を日本経済研究所(千代田区)に委託した。
 都内には、「高尾の森わくわくビレッジ」と「東京スポーツ文化館 BumB(ぶんぶ)」の2カ所のユース・プラザがある。宿泊または日帰りの文化・学習活動、スポーツ活動、野外活動などを支援する場として教育庁が整備した。
 「高尾の森わくわくビレッジ」は、宿泊施設や文化・学習施設などで構成し、総延床面積は1万4782平方b。野外炊さん場やキャンプファイヤー場などを備える。閉校した都立八王子高陵高等学校を改修して整備した。
 所在地は八王子市市川町55。敷地面積は6万5964平方b
 同施設ではこれまでにPFI事業を2回採択しており、いずれも京王ユース・プラザが受託している。事業期間は25年3月まで。
 社会環境の変化を踏まえた施設機能や新たな事業手法、スケジュールなどを比較検討する。
 「東京スポーツ文化館 BumB(ぶんぶ)」についても「高尾の森わくわくビレッジ」と同様に調査を進める予定でいるが、7月1日に開札した希望制指名競争入札が不調となっている。

提供:建通新聞社