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建通新聞社(中部)
2020/07/03

【愛知】愛知県 ステーションAi見直しで市場調査

 愛知県経済産業局は、スタートアップ支援拠点(ステーションAi)整備等事業の見直し案をまとめるとともに、マーケットサウンディングの参加募集を始めた。参加申し込みは7月8日まで受け付け、同月14、15日に個別ヒアリングを実施する。
 担当課によると、ステーションAiは、新型コロナウイルス感染症の流行を受け、新しいワークスタイルに対応した施設内容に見直す方向。主な見直し点は、施設の換気設備、リモートワークに対応したオフィス仕様など。見直し案は、マーケットサウンディングの参加者にのみ貸与することとし、一般に公開しないとしている。
 サウンディング後は、そこで得た意見を踏まえ、担当課で市場性の有無、実現可能性、アイデアを把握し、実施方針、事業者の募集条件を固める。実施方針は8月中に公表する予定だ。
 ステーションAiは、革新的なビジネスモデルや最先端技術を持つ、スタートアップを起爆剤としたイノベーションを創出するための総合的な拠点施設として計画。施設の整備・運営はPFI法に基づくBT方式とコンセッション方式で行う。
 計画地は、元県勤労会館跡地で名古屋市昭和区鶴舞1ノ2ノ32の敷地(7332平方b)。施設の総延べ床面積は約1万4100平方bを見込む。主な導入機能は、スタートアップ向けオフィス、会議室、ラボ機能、宿泊・研修施設、研究開発機能、行政支援窓口、民間収益施設(カフェ、レストラン、スポーツジム)など。
 同事業は、5月8日に新感染症対策でいったん入札手続きを中断。実施方針からやり直す方針の下、同月下旬に再開を決め、事業内容の見直しを進めていた。

提供:建通新聞社