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日刊建設工業新聞
2020/07/06

【鳥取】M&C鳥取水力発電と契約/県営水力発電所4施設/20年間運営対価302億円

 県企業局は、県営水力発電所4施設の向こう20年間の運営・維持業務をM&C鳥取水力発電(伊藤直樹代表取締役・琴浦町逢束)と契約締結したと公表した。1日付。4施設のうち舂米発電所は9月1日から運営権を譲渡する。
 県営水力発電所の再整備・運営事業はコンセッション(公共施設等運営権事業)方式を採用。今年3月、大手商社丸紅の子会社・三峰川電力(東京都)を代表者に、中部電力と美保テクノス、チュウブで構成するグループを運営権者に選定していた。
 M&Cは同グループが設立したSPC(特定目的会社)。
 再整備費を含む運営権対価の総額は302億円。うち舂米発電所は県が実施したリニューアル工事費38億円を差し引く。
 今後、県が運営権を譲渡するまでにM&Cが各施設を再整備する改修費は、▽小鹿第1発電所が24年2月までに43億円▽小鹿第2発電所が23年9月までに42億円▽日野川第1発電所が24年12月までに48億円―が見込まれている。

日刊建設工業新聞