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秋田建設工業新聞社
2020/07/08

【秋田】かたつむり山発電所(仮称)建設/来年4月の着工目指す

 小安地熱株式会社(東京都千代田区丸の内三丁目1の1、後藤弘樹代表取締役社長)は、湯沢市皆瀬字小安奥山国有林内に計画する地熱発電のかたつむり山発電所(仮称)建設に関し、このほど環境影響評価準備書の縦覧を開始した。今後、評価書など各種手続きを進め、許認可が下りるのを待って来年4月の着工へと準備を進めていく方針だ。

 整備概要によると、発電出力は14,990kW規模で、主要機器として生産井(掘削L約2,000m)や還元井(掘削L約2,000m)、蒸気タービン(出力14,990kW)、発電機(約18,000kVA)、主変圧器(容量約17,000kVA)、冷却塔(H約15m)などを設置する。

 敷地は54,000uで、発電基地約15,000u(建屋:発電所本館・変圧器、予備品庫、貯水ビット、冷却塔、補給タンクほか)、生産・還元基地約28,000u、資材置場約4,000u、管理用道路約7,000u(トンネルおよび鳳林道・作業道改良含)を予定している。工事用道路は既設の鳳林道(L約6,000m〔橋梁L約6.9m、W約6.8m含〕、W約4m)の活用を見込んでいる。

 同社では、施工者については実証試験がまとまるのを待って選定し、令和3年4月から生産・還元井掘削、管理用道路等に着手、4年度で発電・生産・還元基地造成、管理用道路等、蒸気設備基礎、5年度で発電設備基礎土木、建屋、蒸気設備基礎、6年度で発電設備施工、蒸気設備・配管据付を予定しており、7年度の試運転、同年10月の運転開始を目指す。


提供:秋田建設工業新聞社