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日刊建設工業新聞
2020/07/08

 【鳥取】本庁舎再編ビジョンで/主な4施設の方向性


 米子市は、市本庁舎の老朽化や借地問題などの課題解消に向け「庁舎再編ビジョン」(中期展望)に基づき、今後の方針を示している。本庁舎を含む7施設が対象で、第2庁舎など4施設が旧耐震基準の建物となっている。本紙では主な施設の現況についてまとめた。
※本庁舎
 本庁舎は敷地の86%が借地であり、年間借地料は約6700万円。今年度末にかけて売却の意向を決めてもらう方向で、売却可なら現存する本庁舎を軸として新築・改修工事の検討を進める。売却不可なら新築建て替えの候補地の選定をしていく。
※第2庁舎
 旧耐震基準建物の一つで廃止・除却される予定。跡地の利用について今後検討していく。既存の建物を改修して活用する方向性はない。
※旧庁舎新館
 米子福祉会らが入っている旧庁舎新館は旧耐震基準建物。廃止・除却される予定で、跡地は第2庁舎廃止に伴って事務室などの不足が発生した場合、簡易庁舎の新設に活用する方針。
※元ハローワーク米子
 米川沿いにある啓成小学校近くの建物で、施設・土地を今年度、市が購入する。旧庁舎新館に入っている米子福祉会などをそこへ移転させる方向。また、施設の改修工事を実施する予定で、空調設備や水道設備の工事が主になる。2021年度の当初予算へ盛り込む。

日刊建設工業新聞