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滋賀産業新聞
2020/07/10

【滋賀】彦根市 南部地域の交流拠点基盤整備

 彦根市の「彦根市南部地域における広域的な交流拠点形成のための基盤整備」が、国土交通省が民間と自治体が連携して取り組むインフラ整備の調査・検討を支援する「官民連携基盤整備推進調査費」の2020年度(令和2年度)配分先に選ばれた。
 調査事業費は1600万円で半分の800万円を国交省が補助。彦根市では選出を受け、急遽7〜8月にも更なる支援業務を、19年度(令和元年度)に可能性調査等業務を担当した日本総合研究所(大阪支店)に随意契約で委託したい考え。また9月議会に補正予算の措置を図り、区域決定等に向けた基礎調査業務を発注したい意向だ。計画では公園内の民間事業者による宿泊・温浴施設の整備は、22年度(令和4年度)以降を設定している。
 「彦根市南部地域における広域的な交流拠点形成のための基盤整備」は、JR稲枝駅西側の、彦根城まで約10q、琵琶湖岸まで約4qのほぼ民有地で構成する一帯で想定。15年(平成年27年)に同地の一部で歴史上重要な「稲部遺跡」が発見され、遺跡の歴史公園化による保存と合わせ、民間事業者の活動と連携した交流拠点となる公園整備により、従前より課題となっていた地域の活性化を推進できるとしている。
 19年(令和元年)には改定みどりの基本計画に同公園整備を明確化。20年(令和2年)3月に市と稲枝駅西側まちづくり推進協議会で公園整備に向けた協議・調整を行った。現時点での設定規模は全体約8f(最大)で、公園に導入する機能や施設規模等の検討、公園の整備計画の検討を今後進めていく。

提供:滋賀産業新聞