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建通新聞社(静岡)
2020/07/10

【静岡】静岡県磐田市 国分寺跡一部実施設計を7〜9月に

 磐田市は、国指定文化財(特別史跡)遠江国分寺跡(見付3220ノ1)=写真=の再整備を計画しており、一部実施設計を7〜9月ごろに委託する。
 計画では、伽藍(がらん)を構成していた遺構の保護を優先しながら、塔跡や金堂、回廊など構造物の遺構や南大門跡の基壇、七重塔跡の礎石のレプリカなどを復元的に整備する。
 一部実施設計の対象は、伽藍南側の金堂(東西33・5b×南北22・9b×高さ0・6b)や回廊(幅9・1b、高さ0・2b)。納期は2021年3月末を予定する。塔跡(東西18b×南北18b×高さ0・6b)、南大門(東西14b×南北8b)や中門などの基壇、周辺の植栽や園路の復元、便益施設の実施設計は21〜22年度に行う。基本設計と造成関連の測量・実施設計はフジヤマ(浜松市中区)が担当した。
 また、排水機能やバリアフリー化を含む盛土造成や地下排水溝をなどの排水路整備、トイレ兼展示スペース、四阿3カ所、ベンチ6基、街灯、園路、看板などの便益施設も整備する予定だ。
 計画では、21〜22年度で伽藍全体の実施設計完了を目指す他、早ければ21年度から伽藍北側の僧房(東西63・8b×南北12b)の基壇復元など一部工事に着手する予定としている。



提供:建通新聞社
(2020/7/10)

建通新聞社 静岡支社