トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

滋賀産業新聞
2020/07/20

【滋賀】守山市 すこやかセンターの長寿命化

 守山市は、築25年以上が経過している同市福祉保健センター「すこやかセンター」について、長寿命化計画を策定する。そのためのコンサルタント選定に係る入札を8月3日に行い(入札は制限付一般競争)、これを年度末にまとめ、来年度より優先順位をつけて改修業務に取り掛かる。
 計画では、同センターを今後も長期的に使用していくため、施設全体を把握。そのため屋上・屋根では、防水保護層や排水状況、屋上設置物の避雷針やアンテナなど、建物の外部では外壁の劣化度合いを中心にバルコニー、タラップ、外部の天井や階段など、建物の内部では、内装壁、天井や床、階段などの劣化診断調査を行う。また消防設備やエアコン、ボイラー、浄化槽などの施設の設備についても調査を実施する。調査後にはその内容を把握、整理し施設整備の基本的な方針検討を進めていく。
 同市は、公共施設の老朽化と更新問題を抱える中で、持続可能な公共施設マネジメント推進していくため、「公共施設等総合管理計画」を16年6月に策定。しかし今後は、公共施設マネジメント推進のための実施計画として、「施設の長寿命化」などについて具体的な指針や取組方策を個別具体的に定めていく。そのため、同市保健施設センターの劣化診断調査を実施し、現状と課題などを踏まえ個別施設計画の策定に向けた取組をおこなっていく。
 守山市福祉保健センター(すこやかセンター)は守山市庁舎から離れた下之郷3丁目2―5に92年に整備されたRC造3階建、延3751平方b規模の施設で、乳幼児健診などの母子保健事業等を行い保健・福祉関係を所管する部署が入っている。同センターは、守山市が24年(令和6年)10月の全体供用を目指し取り組んでいる新庁舎整備事業で、完成した新庁舎にセンター内の機能の一部を守山市庁舎へ移動させるが、センターとしてはその後も健診会場、乳幼児健診などが受けられる場として運用する。

提供:滋賀産業新聞