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建通新聞社(中部)
2020/07/21

【愛知】新田原臨海風力発電所 環境アセス始まる

 愛知県は、(仮称)新田原臨海風力発電所に関わる環境影響評価手続きを開始した。同風力発電事業はジェイウインド(東京都中央区銀座6ノ15ノ1)が計画。6月に計画段階環境配慮書を作成し、県に送付。これを受け県は、7月17日に環境影響評価審査会を開き、配慮書の内容を精査した。
 同事業は、既設風力発電機の更新と最新機種の導入による事業の高効率化を目的に建て替える(リプレース)。事業実施想定区域は、田原市緑が浜および白浜内で田原港の東西両側に広がる臨海部。区域面積は約342・4f(風力発電機設置可能性範囲は201・2f)。
 計画する発電所の総出力は2万3980〜5万1600`h。風力発電機の機数は6〜12基程度を予定(単機出力約4300`h)。風力発電機のブレード上端(高さ)は最大145b、ローター径最大120b、ハブ高(最大)85bを想定する。
 基礎構造は今後実施する地質調査の結果を踏まえ固めるとしている。
 工事期間は3年を見込み、主な工事として▽道路工事▽造成工事▽既設風力発電機(地上構造物、基礎構造物)▽撤去工事▽風力発電機基礎工事▽同設置工事▽変電施設工事▽送電線工事―などを想定する。
 環境影響審査会では、超低周波音と風車の影による生活環境への影響などを論点に審議。今後は部会(田原風力発電部会)を別に設置して引き継いでいく。

提供:建通新聞社