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建設新聞社
2020/07/22

【東北・山形】最優秀に本間利雄事務所/山形県農林業専門職大の校舎新築設計プロポ

 山形県農林水産部は21日、公募型簡易プロポーザルにより委託者の選定を進めていた「山形県立農林業専門職大学(仮称)等校舎新築工事設計業務」について、本間利雄設計事務所を最優秀者に決定したと発表した。
 第1次審査には11者(参加資格不適合で失格3者)、ヒアリングを伴う第2次審査には5者が参加(参加者は非公表)。最優秀者の審査点数は81・23点で、次点は65・58点の秦・伊藤設計だった。近く正式契約する。
 審査講評では、最優秀者案について「具体的で説得力ある提案」とした上で「地域の一般流通木材を多用する在来工法を主としながら、工期内に完成するためのさまざまな検討と工法提案。施設内の回遊性を持たせた魅力的な空間」(要約)と評価。
 履行期限は、基本設計が2021年2月26日、実施設計が同年7月30日。本年度当初予算には、20〜21年度債務負担行為として基本・実施設計等委託料7400万円を計上している。
 整備スケジュールは、本年度は2カ年事業として新校舎建設予定地にある既存の県立農林大学校旧学生寮の解体工事を発注する。新校舎の工事は21年度後半に着工、22年度内完成を目指す。
 計画によると、山形県新庄市角沢地内にある県立農林大学校敷地約75f内にある短期研修施設「緑風館」北側の約1万2000平方bを新校舎建設予定地に、延べ約7000平方bの校舎を新設し、既設の農林大学校と一体的な整備を図る。現段階では入学定員40人、全学生160人を基本に、講義室、教員室、実験室、ロビーなどを配置する見通し。体育館や農産加工棟などは既存の農林大学校と共同利用するもようだ。
 県は、同大学の施設・設備・備品・図書などの整備に係る支援業務についても同様のプロポーザルを実施しており、今月中にも業務委託候補者を選定する。

 提供:建設新聞社