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日本工業経済新聞社(群馬)
2020/07/29

【群馬】前橋市の泉橋通り線が2期へ

前橋市が上泉町で取り組んでいる市道00−065号線(通称・泉橋通線)拡幅改良事業は、2021年度で1期工区が完了するため、引き続き22年度に2期工区の初弾工を発注する。2期は架け替えを行っている泉橋から北側の270mが対象、20年度は用地買収を進める。2期の全体事業費は約4億円、22〜24年度の期間で、現道拡幅および歩道設置、右折レーン整備を実施する。1期は21年度に橋梁前後のすり付け部分や舗装工事を行い完成させる。
泉橋通線は上泉町の桂萱中学校周辺から、主要地方道前橋大間々桐生線や泉橋、主要地方道前橋西久保線を経て五代町へ向かう路線事業区間を2分割しており、同中学校から泉橋までの650mを1期工区、その先、前橋西久保線の北側約50mまでの270mを2期工区としている。現況幅員6mを12・5〜15・5mに拡幅し、両側に2・5mの歩道を新設。併せて歩車道境界ブロックと一体型の側溝を設置する。
20年度に入り、2期工区の建物調査を藤和航測(前橋市)に委託するとともに用地買収へ着手した。21年度も用地買収を行い、22年度に初弾工を発注する。用地の確保状況にもよるが、1期の終点から北に向かって拡幅工事を進める方針。
前橋西久保線との交差点部分には右折レーンを整備する。また、前橋西久保線にも右折レーン設置が計画されており、同工事も市が担当する。道路設計は1期と2期を一括してオウギ工設(前橋市)がまとめた。同工区の全体事業費は用地買収費を含め約4億円。
1期工区は19年度に発注した泉橋の架け替え工事や拡幅工事が繰り越しで進行中。いずれも21年3月末までの工期を設定してる。21年度に橋前後のすり付け部や、一部で残る表層工を仕上げて完了となる。これらの発注方法は未定だが、過去の発注実績などから、一括となる可能性が高い。
当初予算には事業費1億5830万2000円を確保。うち大部分が19年度に債務負担行為で発注した1期工区の工事費となっており、残予算で建物調査や用地買収に取り組む。