トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

滋賀産業新聞
2020/07/31

【滋賀】近江八幡市 市庁舎整備基本設計の技術提案書公開

 近江八幡市は、庁舎整備基本設計業務の公募型プロポーザルで最優秀提案者に選定した、滋賀県建築設計監理事業協同組合(大津市)の技術提案書を公開した。
 内容を見ると、現庁舎を使いながら工事を進めていくことから、作業ヤードと来庁者の安全なアクセスを同時に確保できる西側に新庁舎建設を計画。現庁舎解体後は跡地に広場と親水空間を設け市民の交流スペースへと整備する。構造は工期短縮の観点から鉄骨造を採用、階数は4階建てとした。初めて来庁した人にもわかりやすい明快な全体構成となるよう、市民の利用の多い部署を1・2階に集中配置、管理・市長室関係を3階、議会関係は4階と明確な階別ゾーニングとした。全体にユニバーサルデザインを採用し、採光・照明で視環境に配慮したり、大型スイッチや人感センサーを設置するほか、内装に地場産の木材を使用し暖かみを持たせるなど、すべての世代が使いやすい施設を追求する。
 また、自然環境を活かした「環境共生型庁舎」となるよう、高寿命機器を採用する省エネシステムの構築や環境負荷低減の取り組みの一環としてエコボイド等を設置する。
 新庁舎は、現庁舎敷地内に4階建、延約9000平方bを建設する。来年7月31日までを基本設計業務委託期間とし、その後、設計施工一括発注方式(DB方式)で実施設計・施工業者を選定する。22年度に着工、23年度中の竣工を目標としている。

提供:滋賀産業新聞