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建通新聞社
2020/07/31

【大阪】大阪府 渋滞緩和へ吹田市で街路事業を計画

 大阪府は、北摂地域の慢性的な交通渋滞の緩和に向け、「都市計画道路豊中岸部線岸部南工区街路事業」の実施を計画している。吹田市内で延長約500bの道路築造工などを予定しており、2021年度から測量・設計に着手する方針だ。調査費などは約1億円、工事費は約42億円を見込む。
 計画では、府道大阪高槻京都線と都市計画道路十三高槻線とを結び、付近で慢性的に発生している交通渋滞の緩和を図る。また、JR岸辺駅北側の吹田操車場跡地に開発された北大阪健康医療都市へのアクセス性を向上させる。
 施工場所は吹田市岸部南〜南正雀。本線と副道で構成し、整備延長は約500b。幅員は22・5〜40bを予定。本線は4車線(3b×4)と右折レーン、副道は2車線(4・75b×2、自転車通行空間含む)と両側に歩道(3・95b×2)。この他、函渠工(鉄道交差部)や電線共同溝整備工などを予定している。
 工事費の内訳は、道路築造工が約18億円、函渠工が約21億円、電線共同溝整備工が約3億円。
 今後、21〜22年度に測量・設計、22〜24年度に用地取得、24〜30年度に施工するスケジュールを組んでいる。

提供:建通新聞社