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建通新聞社
2020/08/05

【大阪】大阪市 矢田南部地域開発事業者を下期公募

 大阪市は、東住吉区矢田南部地域にある市有地の有効活用に向け、開発条件付きで市有不動産を取得する開発事業者を再公募する。前回は2019年度に公募したが、不落となっていた。今回は、予定価格と開発条件の一部を見直し、本年度の下半期にプロポーザルを公示する予定だ。
 売却敷地面積は全体で約3・5f。前回の予定価格は16億9122万円だった。審査は前回同様、計画提案と価格の二段階方式で行う。
 同地域は、東住吉区矢田5丁目などに位置。もとゆとり健康創造館や、もと地域支援プラザ、もと矢田青少年会館など12施設が集積している。1965年ごろから多くの公共施設が建設されたが、事業終了などに伴い順次供用を廃止。一部は貸し付けなどにより暫定利用されているが、約3fは未利用地となっている。
 売却対象土地は、▽もとゆとり健康創造館(5580平方b)▽もと矢田青少年会館・もと矢田南住宅など(2万1687平方b)▽もと矢田青少年会館(2052平方b)―など計3万5318平方b。売却対象建物は、▽もと矢田青少年会館本館(延べ床面積2214平方b)▽もと地域活動支援プラザ東住吉(同973平方b)▽もと市民交流センターひがしすみよし(同4244平方b)―など。
 他に、対象地内の北東部分に矢田教育の森公園(1万3827平方b)があるが、売却対象ではない。同公園の移転も含めて対象地全体の活用提案を求める方針だ。

提供:建通新聞社