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建設新聞社
2020/08/07

【東北・岩手】25日まで応募申込など/盛岡市動物公園獣舎等の建築修繕・改修等事業

 盛岡市動物公園の再生事業を担うもりおかパークマネジメント(盛岡市新庄下八木田60の18 新沼正博代表取締役)のSPCとなる盛岡市動物公園再生事業(白根敬介社長)は、設計・施工一括となる「盛岡市動物公園獣舎等建築修繕・改修等事業」の公募型プロポーザルの手続きを開始した。
 審査は2段階で実施。1次審査の応募申込・審査資料の提出は13日〜25日まで、2次審査の事業者見積・技術提案書は11月18日〜20日まで。提出先はもりおかパークマネジメントとなる。8月28日に1次、11月27日に2次の結果をそれぞれ公表する。
 応募資格は、建設事業者が単一事業者の場合は盛岡市市営建設工事請負契約競争入札参加資格者名簿の建築甲Aに登録されている事業者。JVの場合は、同事業者を筆頭とすること。1級建築士ならびに1級建築施工管理技士および1級土木施工管理技士の有資格者を有すること。実績要件として、単一事業者またはJVの筆頭企業は10年度以降の公共工事において、元請けあるいはJVの筆頭企業として、建築における修繕あるいは改修工事のいずれかで受注総額3億円以上の実績を有すること。
 JVとして設計事業者が加わる場合は、建築士法第23条の規定に基づく1級建築士を有していること。
 盛岡市動物公園は1989年に開園し、昨年4月に開園30周年を迎えた。しかし、入園者の減少に加え、施設の老朽化による修繕に多大な費用を要すると試算されたため、市では民間事業者のノウハウを活用した再整備を計画。2019年度で盛岡市動物公園公社を解散し、ことし4月から第三セクターのもりおかパークマネジメントが管理運営や動物公園の再生事業を担当している。
 計画では、獣舎やランドスケープの改修、民間保育園、高齢者福祉施設、民間複合施設の整備を実施する方針。今回は、獣舎等関連施設やセミナーハウス、レストハウス(ビクトリアゾーン)、子ども会館など対象に修繕・改修等を実施する。獣舎等関連施設は、ウサギ舎、ニワトリ舎等の新設などを行う。セミナーハウス、レストハウス(ビクトリアゾーン)などは、冷暖房負荷の低減や照明LED化などを実施する予定。
 事業費は8億円(監理業務、消費税含む)。12月から再生工事に着手し、22年3月の完成を目指す。
 なお、1次の審査項目は事業の理解度(100点)。2次は▽事業実施体制(15点)▽適切な工程計画(15点)▽飼育動物、来園者、職員への配慮(15点)▽コスト削減のための創意工夫(15点)▽デザイン計画の配慮(15点)▽保安管理に対する配慮(15点)▽環境等への配慮(15点)▽整備費と整備範囲(85点)▽工事期間中の開園対応(10点)―の200満点となる。

 提供:建設新聞社