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　京都府は、ＰＦＩで事業化を検討する府営住宅向日台団建替えについて、令和２年度はＰＦＩアドバイザー業務を委託し実施方針等を策定するとともに、団地敷地の測量・境界確定を実施する。
　向日町競輪場の西側に位置する向日台団地（向日市向日町北山74他。昭和41〜42年築）は、１号棟から15号棟の計15棟（ＲＣ造５階建）で構成し、管理戸数は４９５戸。
　住棟配置は府道中山向日町線の東側に１〜５号棟及び９〜15棟、西側に６〜８号棟。エレベーターは15棟のうち２棟しかなく、建物の老朽化が進行している。入居率は高く、入居者の高齢化が進んでおり、かねてから抜本的な改善に向け建替えが求められていた。
　府は、平成29年度に民活導入可能性調査業務を市浦ハウジング＆プランニング大阪支店（大阪市北区）で実施した。
　令和２年度から府営住宅向日台団地整備事業に着手。令和２年度当初予算に２６００万円を確保した。
　測量・境界確定業務費に２２７０万円を充て、団地敷地の測量・境界確定を実施する。敷地は向日市域の事業敷地Ａ３万８３００�u、向日市から京都市西京区にまたがる事業敷地Ｂ６７００�u、向日市から長岡京市にまたがる事業敷地Ｃ５００�u、京都市西京区域の事業敷地Ｄ６２００�uの計５万１７００�u（５・１７�f）で、現地測量、横断測量、基準点測量及び用地測量を実施する。
　関連業務は７月に入札し、片山測量設計事務所（南丹市）が落札した。履行期間は令和３年３月31日まで。
　またＰＦＩアドバイザー業務委託に３３０万円を充て、専門的知識を有するＰＦＩアドバイザーの助言を受け、実施方針等を策定する。
　なお府は、令和２年度重点目標において「府営住宅向日台団地建替えに向け、地域のまちづくりと連携した建替え方針を策定」（建設交通部）を設定。また第三次戦略的地震防災対策推進プランにおいて「令和６年度までに向日台団地及び城南団地の工事着手」（建設交通部）を掲げている。