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日本工業経済新聞社(群馬)
2020/08/25

【群馬】社会福祉法人光性会が、ひかりこども園の園舎改築を計画

【桐生】社会福祉法人光性会(桐生市、箱守陽子理事長)は、ひかりこども園(桐生市東町4−1−18)の園舎改築工事を10月上旬にも指名通知する。園舎はRC造およびW造2階建て、延べ床面積920u規模。先行して9月上旬にも既存園舎の解体工事を指名通知する。いずれも5社以上を指名する見通し。市から補助を受けての施工となり、補助額は2億1984万5000円となっている。新園舎の完成は2021年8月末を見込む。
新園舎は既存施設を解体した跡地に建設する。場所は光性寺(東4−1−13)の南側で、敷地面積は約980u。工事中は仮設園舎での対応を予定している。仮設園舎の設置とリースは大東ハウス(東京都豊島区)が担当。プレハブ造平屋とし、織物参考館・紫(東4−2−24)の東側に設置する。9月中旬の引き渡しと使用開始を予定している。
新園舎は1階部分をRC造、2階部分がW造で計画。定員は95人となっている。RC造とW造を併用することで断熱性能を高め、夏場においても良好な室内環境を確保する考え。出入口は2カ所とする。
内部は1階に0〜1歳児の保育室やスタッフルーム、調理室、パソコン室などを設ける。2階は2〜4歳児の保育室と遊戯室を兼ねた5歳児の保育室を配置する。トイレは1階に大人用1カ所を含めて2カ所設置し、2階には3カ所程度設ける。
階段は東西に2カ所整備する。東側の階段は0〜3歳児向けとなり、蹴り上げを150oで設置。西側は4〜5歳児向けの階段とし、蹴り上げを160oとする。出入口前にある西側階段はステージとしての機能も持たせる。
解体する既存園舎はS造2階建て、延べ床面積350u、1977年に竣工した。
外壁の吹き付けや内装などで作業レベル1〜2に当たるアスベスト含有建材の使用は確認されていない。また、内装の石膏ボードでレベル3に該当するアスベストが含まれている可能性があるとしている。
10月上旬の解体着手を予定し、塀などの外構撤去を含め、工期は1カ月程度を見込む。施工に当たり、電力事業者に委託し、電柱の移設工事も予定している。
新園舎の設計は柳建築設計事務所(埼玉県さいたま市)が9月末の完了を目指して進めている。既存園舎解体設計も同事務所が手掛けている。
同園は1977年に3歳未満児を対象とした、ひかり保育園として開園し、2019年に幼保連携型認定こども園となった。定員の増加とともに既存園舎が手狭となってきたため、建て替えを計画した。