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　岡山県は、学識経験者、関係団体の代表者らで構成する岡山桃太郎空港の空港づくり基本構想検討委員会（委員長：伊藤敦哉県民生活部長）の第２回会合を24日に開いた。引き続き、築後30年となる旅客ターミナルビル・駐車場などの施設面や空港の管理運営面などに関して意見交換を行った。
　施設整備計画案の検討にあたっては、利用者や関係者などへのアンケート調査、設計事務所による現地調査により課題を整理。優先して検討すべき課題としてレンタカー送迎場所の配置と規模の見直し、特定天井改修、飲食店給排水設備老朽化への対応など。需要に応じた利便性やサービスレベル向上のための検討課題としてエレベーターの改善、下りエスカレーターの不足の改善、飲食と物販店舗の利便性の向上、電源供給施設改善、団体待機所スペース改善、老朽化への対応などを掲げた。
　委員からは、「横に長い施設なのに手狭感があることから、抜本的なレイアウト変更も考えた方が良いのではないか」などの意見が出ていた。11月に開く第３回委員会で、施設整備計画案の提示、２０２１年２月の第４回委員会で基本構想案のとりまとめを行う。
　基本構想策定業務は、日本経済研究所（東京都千代田区）が担当。

「提供:建通新聞社」