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建設経済新聞社
2020/08/28

【京都】「消防指令」共同運用へ協議会 福知山市消防本部にセンター設置

 消防指令業務の共同運用に向け、亀岡市以北の4市2消防組合(10市町)が加入する京都府中・北部地域消防指令事務協議会が設立される。福知山市、舞鶴市、綾部市は、9月議会に関連議案を提出する。
 119番通報の受信、災害出動指令などの消防指令業務を支援する指令台については、その更新が高額なため、各消防本部単独では困難という共通課題を抱えていたことから、平成30年5月に京都府中・北部消防長調整会議を開催し、消防広域連携について検討。同年10月に「京都府中・北部地域の消防広域連携あり方検討会」を設置し、令和元年8月までに12回の検討を重ね、消防指令センターの運用方式などを検討してきた。
 協議会への加入団体は、福知山市、舞鶴市、綾部市、京丹後市、京都中部広域消防組合(亀岡市、南丹市、京丹波町)、宮津与謝消防組合(宮津市、伊根町、与謝野町)の4市2消防組合(10市町)。
 運用方式は協議会方式(地方自治法第252条の2の2)を採用し、消防指令センターは福知山市消防本部(福知山市東羽合町46−1)に置く。
 福知山市、舞鶴市、綾部市は9月議会に関連議案を提出し、京都中部広域消防組合、宮津与謝消防組合は10月に組合議会を開き、関連議案を提出する予定。その後、11月に協議会を設立し、同協議会共同運用実行委員会を設置する。
 消防指令センターを整備し、令和6年4月から共同運用開始を目指す。
 福知山市消防本部に整備する消防指令センターの整備費は概算で約10億円と試算した。
 共同化のメリットは、高機能な消防指令施設による現場到着時間の短縮、適正な人員配置による効率化、整備費用の低減など。