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北陸工業新聞社
2020/09/02

【富山】実施方針など公表/富山市大山公共施設複合化/債務23億を設定

 富山市は、大山地域公共施設複合化事業(リーディングプロジェクト)の実施方針と要求水準書(案)を公表した。
 実施方針によると、建設地は旧大山文化会館および大山図書館の駐車場(敷地面積約1万4000平方メートル)で、延べ床面積は2230平方メートルを想定。行政サービスセンターや図書館、公民館・コミュニティセンターといった機能を確保する。事業者が新たな施設を整備し、所有権を市に移管した後、維持管理業務および既存施設の解体を行うBTO方式で実施する。10月に募集要項を公示。21年3月ごろに事業者選定、6月に契約締結し、基本・実施設計、解体設計・工事、建築工事を順次進めていく。事業期間は15年程度。
 要求水準書(案)では、緑豊かな環境の創造に努めることや、バリアフリー・ユニバーサルデザインの配慮、再生可能エネルギーの積極的な導入、地域特性が反映された意匠デザインなどを盛り込んだ。
 市は9月補正予算案で、37年度までの限度額23億5964万2000円の債務負担行為を設定。内訳は新規複合施設整備等が14億5922万7000円、維持管理費が4億8281万8000円、既存施設解体撤去費が4億1759万7000円。アドバイザリー業務委託費1180万円も計上している。

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