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日本工業経済新聞社(群馬)
2020/09/03

【群馬】県農村整備課が農山漁村地域整備計画を策定

県農村整備課は、国からの交付金事業として行う農山漁村地域整備計画を策定した。2020年度から24年度までに県営事業と市町村、土地改良区が主体となる団体営事業合わせて36事業に77億1198万4000円を投入し、ほ場区画整理や水路補修などを推進する。県営事業は23事業あり、藤岡市内の保美地区で行う区画整理など6事業が20年度の事業着手。すでに測量や設計など工事着手に向けた準備に入っている。団体営は4地区が新規事業。
農山漁村地域整備は、ぐんま水土里保全整備計画の名称で今回で3期目。交付金事業として農業生産基盤210haの整備や農道6400mで保全対策、農業用水水利施設整備7地区などを行う。事業の実施主体は自治体が県の23地区を筆頭に前橋市5地区、太田市・片品村・渋川市・昭和村がそれぞれ1地区。
新規事業は県営が6事業、ほかに市町村は農業集落排水の整備・改築に向けた調査・設計を米野(前橋市)と花咲(片品村)で予定。事業費は米野が20〜21年度に800万円、花咲は20年度300万円としている。また、渋川市で農業集落排水2施設の診断調査と構想策定を700万円で実施する。
土地改良区は◇松義台地(安中市・富岡市)◇上細井中西部(前橋市)◇五箇谷(板倉町)◇緑町(太田市)−が対象となっている。うち、緑町は新規事業として20〜24年度の期間で農業経営高度化支援事業の調査を210万円で行う。
新規県営事業の概要は次のとおり(継続事業分は5面に表)。
【保美地区】
藤岡市内で28・5haの区画整理を計画。20〜24年度の5年間で事業費7億8710万円を想定する。20年度は実施設計で、これから委託する。
【境小此木東部地区】
伊勢崎市内の26・1haで区画整理を行う。事業期間は20〜24年度で、4億円の事業費。測量設計業務をプロファ設計(伊勢崎市)が進めている。
【牛の平地区】
区画整理を片品村内の14・6haで予定。20〜24年度、4億6000万円の事業費となる。20年度は測量調査、設計をプロファ設計が進める。
【緑町地区】
太田市内の22haで区画整理を計画。20〜24年度に4億6000万円の事業費を見込んでいる。測量設計を藤和航測(前橋市)が作業中。
【大正用水3期地区】
前橋市と伊勢崎市にまたがる540mの水路補修で、20〜24年度に行う。事業費は4億6000万円となる。測量設計を黒岩測量設計事務所(前橋市)が行っている。
【藤川用水地区】
邑楽町内の水路350mを対象に補修を計画。事業期間は24年度までとなり、事業費は1億1900万円。調査測量設計をプロファ設計が担当。