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北海道建設新聞社
2020/09/04

【北海道】札幌第4合同庁舎、1万4200uで新築/社整審小委が21年度採択了解

 国土交通省の社会資本整備審議会官公庁施設部会・事業評価小委員会は2日の会合で、札幌第4地方合同庁舎の新築について2021年度当初予算での採択を妥当と判断した。SRC造、11階、延べ1万4200uの規模の庁舎を建設し、北海道農政事務所など国の出先機関を集約するもので、総事業費は約72億円。建設地には札幌市中央区北2条西19丁目にある札幌開発建設部の敷地内を想定している。
 官庁営繕事業新規事業採択時評価は、事業の必要性・合理性・効果の指標で数値化し、全指標が100点を上回ると事業化が認められる。
 札幌第4地方合同庁舎は、北海道農政事務所(本所=中央区南22条西6丁目2の22、白石庁舎=白石区平和通2丁目北5−10)や大通西10丁目の札幌第2合同庁舎内にある北海道運輸局を集約。建設予定地の中央区北2条西19丁目の区画で、札幌開建の庁舎や駐車場がある国有地敷地内となっている。
 21年度に採択された場合、25年度の完成を予定しており、設計業務や工事の発注は北海道開発局営繕部が担当。移転後の建物・敷地利活用は未定で、今後、国有財産を管理する北海道財務局などが検討していく。
 開発局営繕部では19年度に、札幌市中心部への国関係オフィスの集約を検討。その際は、延べ1万5000u程度のビルを第2合同庁舎の敷地内で増築する形を想定しており、検討業務はAURAARCHITECTSに委託した。
P 札幌開建庁舎のある敷地内での整備を予定する