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福島建設工業新聞社
2020/09/10

【福島】CCUS義務化で公告/国道6号勿来トンネル工事

 東北地方整備局は10日、CCUS(建設キャリアアップシステム)義務化モデルの試行第1弾となる国道6号・勿来トンネル工事の総合評価(WTO・技術提案評価型S型)一般競争を公告した。CCUSの活用を義務付け、達成状況に応じて工事成績評定を加・減点する。段階的選抜方式(簡易確認型)の適用工事で、申請期限は1次審査9月30日、2次審査11月17日。2021年2月4日開札。
 参加資格は経審の一般土木・客観点1200点以上。内空断面積60u以上で掘削・覆工施工延長600m以上のトンネル工事(NATM工法)の元請施工実績(05年以降)を求めている。ICT活用(道路土工)、CIM活用(発注者指定型)の対象。コンクリート構造物品質確保対策試行工事。技術提案の特定テーマは同工事での「品質確保と耐久性確保で配慮すべき事項」。
 同トンネルは、国道6号勿来バイパスに建設する延長779mの山岳トンネルで、工事は掘削・支保工、覆工、坑門工2カ所、トンネル仮設備工、道路土工。主要資機材はコンクリート約1万5200㎥、H型鋼約620t、ロックボルト約250t。工期23年5月24日。いわき市勿来関田関山〜関田滝沢地内。概算工事規模30〜50億円。