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建通新聞社(中部)
2020/09/15

【愛知】田原市福江市街地の複合商業施設再整備検討

田原市の福江市街地活性化委員会(事務局・都市建設部街づくり推進課)は、市や地域計画建築研究所名古屋事務所らと協力して、複合商業施設「ショップレイ」周辺整備構想案を取りまとめるため、民間事業者を対象に周辺整備に関するアンケート調査を実施している。
 田原市福江町堂前60他で営業する「ショッピングセンターレイ」は国道259号に接し、地籍は約1f。都市計画区域は市街化区域で用途地域は商業地域。建ぺい率80%、容積率300%。店舗は鉄骨造2階建て延べ4593・6平方bで、売り場面積は2680平方b。1971年(80年改修)にテナント数21店舗でオープンしたが、郊外型の大型スーパーやホームセンターが古田付近に新規開店するなどし、現在は12店舗に減少した。
 同委員会は、2020年度末までにショップレイ周辺整備構想案をまとめる方針で、ゼネコンやデベロッパー、飲食、観光、宿泊などの民間事業者約550社に対して9月25日の期限でアンケートを送付した。
 これまでに、渥美地域の市民を対象にワークショップや検討会を開催し、ショップレイ周辺に求める機能や用途について意見を整理し、再整備に向けた構想3素案をまとめた。素案は地元利用と観光利用を前提に「地元対応の物販・飲食型」「地元+公共サービス対応の複合高度利用型」「周遊観光対応の観光特化型」とし、この3素案に対する意見とともに、周辺整備事業への関心やアイデア、要望を調査している。
 市のホームページにアンケート調査票と回答票を掲載。渥美商工会の担当者は「福江市街地の活性化を着実に進めるためにも、行政と民間事業者が協力して早期に方向性を示したい」と話した。

提供:建通新聞社