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日刊建設タイムズ社
2020/09/16

【千葉】11か年で事業費約24億円/富津市庁舎/中長期保全計画を策定/来年度は議会外壁改修等

 富津市総務部資産経営課は、「庁舎中長期保全計画」をまとめた。2020〜30年度の11年間で総事業費約23億9531万円を投入し、庁舎外壁改修などの建築工事、照明LED化などの電気設備工事、空調配管更新などの機械設備工事を実施する。本年度は行政棟の外壁改修工事を実施。来年度にはエレベーターの改修工事と議会棟の外壁改修工事などを予定する。中長期保全計画の策定業務は榎本建築設計事務所(千葉市中央区長洲2―8―5)が担当した。
 本年度の行政棟の外壁改修工事は東西南面を実施。設計は榎本建築設計事務所、工事は小島建設が担当。来年度の議会棟の外壁改修工事に関しては、市の9月補正予算に設計費を措置した。議会棟においては東西北面を対象に実施する予定。エレベーターは1〜3号機の3基。内容は、1・2号機が機器交換、3号機がロープ式へのシステム変更。
 同庁舎は1992年11月の竣工で、建設後26年以上を経過し、老朽化や不具合の生じている箇所が発生あることから、計画的な改修を実施する保全計画をまとめた。
 22年度以降の建築工事では、22年度に議会棟と行政棟の屋上防水やサッシ改修、レストラン棟の排煙オペレーター部品改修・床仕上げ材塗り替えなど、23〜24年度に便所・湯沸室の内装全面改修、25〜29年度に空調設備改修に係る天井仕上げ材の撤去・復旧工事を実施する。
 電気設備は、22年度にレストラン棟と車庫棟、23年度に現業棟の照明をLED器具へ更新。23年度に非常放送設備、24年度に火災報知設備をそれぞれ全面改修、29年度にITV設備・電気計装設備・出退表示設備を全面改修。30年度に自家発電設備の全面改修を実施。24〜29年度には地下〜5階までの照明器具をLED器具に更新する。
 機械設備は、22年度にレストラン棟の空調設備更新と衛生設備の全面改修、車庫棟の機械設備更新。23年度に現業棟の空調設備・衛生設備の全面改修。23〜24年度に便所・湯沸室の全面改修など。25〜29年度に機械室の空調機等の改修やファインコイル等の更新、自動制御設備更新などを実施する。
 同計画の年度別事業費は▽20年度3785万4000円▽21年度2億2497万6000円▽22年度2億4364万2000円▽23年度2億3567万4000円▽24年度2億3284万4000円▽25年度2億3481万9000円▽26年度2億3892万円▽27年度2億4492万6000円▽28年度2億4286万1000円▽29年度2億4764万6000円▽30年度2億1115万円――。総額は23億9531万1000円(うち設計費1億5092万6000円)。
 同市役所の建物は、本庁舎、車庫棟、現業棟、レストラン棟、浄化槽機械室棟など。建物規模は、本庁舎がSRC造地下1階地上6階建て延べ1万4489・27u。車庫棟がS造平屋建て延べ428・51u。現業棟がS造2階建て延べ417・09u。レストラン棟がS造平屋建て延べ254・95u。浄化槽機械室棟がRC造平屋建て延べ37・68u。本庁舎の設計は山下設計、施工は大成・東急JV。k_times_comをフォローしましょう
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