トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

滋賀産業新聞
2020/09/18

【滋賀】県東近江土木 佐生五個荘線の道路改築

 県東近江土木事務所は、県湖東土木事務所が進める神郷彦根線の未整備区間・愛知川橋梁の整備の絡み、その先線となる佐生五個荘線道路改築事業を計画し、ルート選定に向けた業務を開始する。
 「第407J―1号佐生五個荘線単独道路改築設計委託」の名称で、道路概略設計(B)1q×3案、交差点予備設計1ヵ所の業務を発注。今月23日に開札し、今年度内を目途に業務を進める。来年度以降にルートを固め、予備設計へと進める考え。
 県湖東土木事務所が進める一級河川・愛知川に橋長約310bの長大新橋架設を含む国庫補助道路改築事業「神郷彦根線」(東近江市神郷町〔県道佐生今線〕〜愛荘町川原・長野〔県道愛知川彦根線〕間、L約2q)の整備は今年度、愛知川橋梁の下部工に着工する(今月7日開札、三東工業社が落札)。計画する道路の標準幅員は、車道(3・25b×2車線)+両側自歩道(各3b)のW15b。
 神郷彦根線は、今のところ神郷町地先で佐生今線と接続する予定だが、同路線が狭隘で拡幅が困難なため付け替えを予定。五個荘河曲町他地先で現東近江市道に接続し、佐生五個荘線に変更を予定。このため、神郷町から五個荘河曲町他までの区間で新たな道路を築造する考え。
 神郷彦根線は、東近江市神郷町から彦根市京町に至る一般県道だが、現在は東近江市と愛荘町の間にある愛知川で分断されている。
 国道8号と大津能登川長浜線の中間に位置することから、国道8号「御幸橋」や大津能登川長浜線「八幡橋」の渋滞解消に効果を発揮し、また、愛知川で隔てられた湖東地域と東近江地域の連携強化に寄与することが期待されている。
 過去に、能登川彦根線という名称で検討が進められ、平成16年度に地元代表者・行政関係者等で構成する「のとひこ道づくり協議会」で、施工性、経済性、環境面等の総合的評価により最適ルートを検討。現在は、神郷彦根線の名称のもと事業の推進が図られている。

提供:滋賀産業新聞