トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2020/09/23

【新潟】遠隔臨場試行に先端技術/小柳建設が生産性向上へ活用

 小柳建設(三条市東三条1−21−5 小柳卓蔵代表取締役社長)は14日、同社受注の燕市渡部地先他「大河津分水路山地部掘削その6他工事」でホロレンズを使った施工管理アプリケーション「ホロストラクション」の遠隔臨場試行を行った。
 この日は、同工事の3Dデータを活用し、工事現場、現場事務所、発注者(北陸地方整備局信濃川河川事務所)の3拠点を結んで実際の検査工程を試行。検査官はホロストラクションを使ってヒートマップ、現地での3Dデータをホログラムで確認し、遠隔での指示のもと、テレビ会議で実測結果を照らし合わせた。
 発注者からは「3Dモデルによって実データの確認ができ、わかりやすい」、「検査工程の全面遠隔臨場も遠くないと感じた。高い精度で検査をすることができる」などの声が寄せられており、ホロストラクションを活用することで遠隔臨場が可能となり、工事現場への移動がなくなることから、検査工程での本格導入が検討されている。
 信濃川河川事務所が管轄する「大河津分水路改修事業」は、3次元情報活用モデル事業に指定され、掘削工事におけるVR、AR等を活用した段階検査の試行が進んでいる。また、新型コロナウイルスへの対策、生産性向上のため、建設業において「対面主義にとらわれない働き方の推進」が進められており、同社もホロストラクションにより推進を後押ししていく。

hokuriku