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建通新聞社(東京)
2020/09/25

【東京】多摩ニュータウン団地改築 8棟526戸に

 東京都住宅政策本部西部住宅建設事務所は、「都営多摩ニュータウン和田団地」と「都営多摩ニュータウン東寺方団地」を一体的に建て替える。1970年度に完成した団地で、建物と設備の老朽化が著しい。既存の9棟を解体撤去し、8棟・526戸程度の新棟を整備する。また、東部住宅建設事務所では「都営新河岸二丁目団地(第2期)」と「都営大森北二丁目団地」を建て替えるため、基本設計に着手する。
 多摩ニュータウンの団地建て替えの対象は、多摩ニュータウン和田団地の3―1―7〜9号棟、多摩ニュータウン東寺方団地の3―1―1〜6号棟、計9棟・380戸。
 既存棟を解体撤去した敷地に、中高層住宅多摩ニュータウン和田三丁目・東寺方三丁目団地(仮称)として、鉄筋コンクリート造8棟・526戸程度の建物を新築する。建設地は、多摩市東寺方3ノ1他の敷地面積約3万2802平方b。
 用途地域は第一種中高層住居専用地域(建ぺい率60%、容積率200%)。
 新河岸二丁目団地については、既存の新河岸二丁目アパート(板橋区新河岸2ノ10、敷地面積約4万1828平方b)を段階的に建て替えている。
 今回の第2期では、1963年に完成した既存の3〜7号棟・計239戸を解体した跡地と、敷地内にある区立戸田川公園の計1万0300平方bを活用。鉄筋コンクリート造3棟・270戸程度の住棟を整備する。用途地域は第一種住居地域(建ぺい率60%、容積率200%)。
 大森北二丁目団地は、58年に完成した都営入新井アパート(大田区大森北2ノ12、敷地面積1505平方b)を解体撤去し、新たに団地を整備する。
 既存住棟は全2棟・48戸。新しく鉄筋コンクリート造の住棟1棟を建設し、約55戸を供給する。用途地域は第一種住居地域(建ぺい率60%、容積率300%)に指定されている。


――3件の基本設計を委託へ――

 建て替えに向けて9月25日、基本設計の業務委託先選定に向けたプロポーザル手続きをそれぞれの団地で開始する。中高層住宅多摩ニュータウン和田三丁目・東寺方三丁目団地(仮称)では、10月8〜15日に参加表明書と技術提案書を受け付け、11月4日にヒアリングを実施。11月25日の見積もり合わせを経て業務を委託する。参考業務規模は1800万円程度(税込み)。納期は2021年8月30日まで。
 一方、新河岸二丁目団地(第2期)基本設計と大森北二丁目団地基本設計は、いずれも10月5〜15日に参加表明書と技術提案書を受け付ける。10月29日のヒアリングで設計者を特定し、11月19日に見積もり合わせを実施する。
 新河岸二丁目団地の参考業務規模は1500万円程度(税込み)。契約期間は90日間。大森北二丁目団地の参考業務規模は300万円(税込み)を見込む。契約期間は75日間。

提供:建通新聞社」