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日本工業経済新聞社(群馬)
2020/09/25

【群馬】伊勢崎土木が広瀬大橋で橋面舗装工

県伊勢崎土木事務所は広瀬大橋の大規模修繕事業で、橋面舗装工事に着手する方針を固めた。年末ごろに指名競争入札を行う考えで、施工延長など詳細の調整に入った。まとまり次第、指名通知する見通しとなっている。また、2021年度以降に計画する渡河部の橋脚など補強に向けて、修正設計を進めている。年内に施工方法などをまとめ、21年度以降の発注計画検討を進める。
当初は年度内の橋面舗装工事発注を行わない方針だったが、事業進捗を図るために、方針を転換した。同橋で実施中の高欄更新工事の状況や、車両規制の必要性を考慮して施工延長など詳細を判断する。年度内に可能な範囲で舗装工を進め、残る部分は2021年度以降に実施する。
同橋は伊勢崎市連取町の主要地方道伊勢崎本庄線で、広瀬川を跨ぐ橋長239・7mの大型橋梁。上部工は3径間連続鋼I桁と5径間単純鋼I桁で構成される複合橋で、幅員は16・7mとなっている。
既設の舗装を切削した上で、車道部はシート、歩道部を塗装によって防水処理を施す。完了後に再度、アスファルトで舗装する。高欄更新が完了してから着工し、年度内の完了を目指す。
大規模修繕事業は17年度に着手。これまでに陸部にある橋脚や各橋台で補強工事を進めてきた。21年度以降は河川部にあるP1〜2と堤防部P3の補修工事が計画されている。これまでの橋脚と同様に、水平力分担構造など落橋防止装置の設置や、コンクリート巻き立てによる補強が見込まれている。
橋脚の補強に向けて、河川部の切り回し方法の検討やFEM解析などを行う修正設計が進行中。業務は大日本コンサルタント(東京都豊島区)が担当している。早ければ年末までに施工方法などをまとめ、21年度以降の施工に備える。