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建設経済新聞社
2020/09/28

【京都】3施設一体化施設の完成後 児童福祉センターなど移転 跡地の将来的な活用検討へ

 現在、全面的に利用する一部市有地について、京都市は、将来的な活用方法の検討を進める。
 市は、上京区の児童福祉センター、中京区の地域リハビリテーション推進センター及びこころの健康増進センターについて、3施設一体化施設として新たな施設を、京都市立病院北側に位置する旧京都市衛生環境研究所跡地4380uと隣接する元こころの健康増進センター跡地1590uを合わせた計5970・81uに建設する。
 着工は令和3年9月頃、完成は令和5年5月頃の予定。
 建設地においては、旧京都市衛生環境研究所ほか解体撤去工事をナガタ−鳥羽特定建設工事JVの施工で実施。今後の発注予定では、旧京都市衛生環境研究所ほか解体撤去工事(地下部)は第3四半期(令和2年10月〜12月)、WTO対象の3施設一体化施設の建築工事は第4四半期(令和3年1月〜3月)を予定。概算額区分が4億円以上WTO対象未満となる電気設備工事、空調衛生設備工事はそれぞれ第4四半期を予定する。建築工事、電気設備工事、空調衛生設備工事の工期はそれぞれ21ヵ月。
 3施設一体化施設の完成後、3つのセンターは現在地から移転する格好となり、跡地の将来的な活用方法の検討を進める。
 「現在、全面的に利用(貸付中のものも含む)しているが、将来的な活用方法の検討を行う市有地」の主なものは次の通り(▽資産名(所在地)=@登記面積A用途地域等B建物の有無C利用状況、今後の見通し)。
▽児童福祉センター(上京区主税町910−25他)=@4533・53uA第一種住居地域(建ぺい率60%、容積率200%)、15m第2種高度地区B有C移転予定
▽久多いきいきセンター(左京区久多下の町204他)=@1569uA都市計画区域外B有C旧久多中学校用地を使用しており、一部未利用地あり
▽地域リハビリテーション推進センター(中京区壬生仙念町30−1他)=@3197・14uA商業地域(建ぺい率80%、容積率600%)、25m高度地区B有C移転予定
▽健康増進センター(南区西九条南田町1−2)=@4371・63uA第二種住居地域(建ぺい率60%、容積率200%)、20m第2種高度地区B有C健康増進センターとして活用中
▽殿田公園(南区東九条下殿田町69)=@1万7917uA第二種住居地域(建ぺい率60%、容積率200%)、20m第2種高度地区B有C空地を利用し、有料駐車場整備による活用が考えられる
▽西京極総合運動公園(右京区西京極新明町29他)=@15万2004uA第二種住居地域(建ぺい率60%、容積率200%)、20m第2種高度地区B有C空地を利用した占有許可等による活用が考えられる
▽京北運動公園(右京区京北塔町隠谷1他)=@2万2019uA都市計画区域外(建ぺい率60%、容積率200%)B有C既存駐車場の有料化等、空地の活用が考えられる
▽元創業支援工場及び元資器材・防災センター西側用地(南区上鳥羽鉾立町11−2他)=@1万0028・64uA工業地域(らくなん進都鴨川以北産業集積地区)(建ぺい率60%、容積率400%)B有C令和4年度中に活用可となる予定(現在は執務室・倉庫等を設置)。企業誘致を推進するための用地としての活用を検討