トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2020/09/30

【高知】高知県 9月補正案に300億円超

 高知県は一般会計に306億8358万円を追加する9月補正予算案を発表した。新型コロナウイルス感染拡大防止とそれに伴う経済影響対策に加え、国費の内示増によるインフラ整備関連に100億円以上を充てることで、9月補正としては1992年度に次ぐ2番目の規模となった。このうち投資的経費は174億1736万円で当初からの累計は1212億0122万円、前年同期比5・4%増となっている。
 公共事業関連では、道路事業に21・7億円を計上し、安田東洋線など26路線の道路改良、安満地福良線など21路線の1・5車線的道路整備を進める。河川事業費は33・9億円で日下川など31河川の改修、舟入川など5河川の地震・津波対策を推進する。砂防事業には15・1億円を盛りこみ、谷山川など160カ所の砂防施設を整備する。都市計画事業費は8・6億円で高知駅秦南町線など6路線の整備に充てる。造林・治山・林業事業には13・1億円を投入、7カ所の山地災害復旧、19路線の林道整備などを実施する。海岸・魚礁・漁港事業費は10・9億円で、高知港海岸など4カ所の耐震補強、安芸・春野漁港の機能強化、清水漁港の防波堤粘り強い化、黒潮牧場の整備などを進める。
 また今年7月の豪雨などへの復旧関連に約12億円を計上。久保大宮線など77路線で崩土・倒木撤去を進め、坂本ダムや川北海岸などで漂着した流木などを撤去する。
 新型コロナウイルス感染症からの経済影響対策では、「新しい生活様式」や「社会構造の変化」に対応した屋外観光施設整備や宿泊施設の支援に13億1500万円を計上。屋外観光施設では市町村などが行う自然景観を生かした滞在観光や体験メニュー拡大のための施設整備を支援、現時点で30事業を想定している。宿泊施設の新しい旅行スタイルに対応するための環境整備には2000万円を上限に4分の3(市町村が実施主体の場合3分の2)を補助する。またシェアオフィス拠点施設整備費への補助に7000万円、空き家活用シェアオフィスなどの整備支援に3229万円を計上している。
 その他の事業では、県有施設の改修に15億3745万円を充て、新型コロナウイルス対策として空調換気設備やトイレ改修などを実施する。高知県立大学学生寮建て替えへの支援には3億2800万円を計上するとともに、21年度までの債務負担限度額5億1090万円を設定する。
 四国カルスト学習館リニューアルに向けた実施設計費は1213万円で、津野町が進める天狗荘改修に合わせ県有施設の再整備を行う。牧野植物園の磨き上げ整備には6059万円を計上するとともに21〜23年度の債務負担限度額に4257万円を設定し、新研究棟建築に先立ち仮設事務所の整備を進める。はりまや町一宮線(はりまや工区)整備には23年度までの債務負担限度額として22億9400万円を設定、電車通りから新堀橋までの桟橋工事を進める。知的障害特別支援学校の整備費に267万円を盛りこみ、来年3月に移転する高知江の口特別支援学校の現校舎2階部分を改修するための実施設計を行う。
提供:建通新聞社