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建通新聞社
2020/10/05

【大阪】生野区 御幸小跡地活用でMS結果を公表

 大阪市生野区は、御幸森小学校跡地の活用に関するマーケットサウンディング(市場調査)を実施した。計4社と対話し、建物の活用として店舗や共同住宅などの複合施設、運動場の活用としてコインパーキングやイベント会場などの提案を受けた。同区では今後、提案内容を参考にしながら具体的な活用方法を検討していく。
 御幸森小学校は、大阪市生野区桃谷5ノ5ノ37に位置。既存建物は校舎棟などで、規模は鉄筋コンクリート造で延べ床面積6004平方b。完成年は1974〜97年。敷地面積は7774平方b。
 利活用方法については、原則既存の建物と運動場を残して活用することを条件としている。校舎については、店舗・飲食店・共同住宅・福祉施設・スポーツジムなどの提案があった。また、運動場に関してはイベント会場・コインパーキング・貸農園などとして活用する提案があった。
 この他、事業スキームについて、おおむね20年以上の契約期間を希望する声や、事業者の公募期間内に詳細な現地調査の期間を求める声があった。
 同区では、5中学校12小学校を4中学校4小学校に再編する計画を進めており、再編後の学校跡地活用に向けたまちづくり構想を策定。「みんなの学校」をコンセプトとし、まちぐるみ教育の場として整備・活用していく方針を示している。
 同構想によると、対象エリアは▽勝山・鶴橋中学校区(東桃谷小・勝山小・北鶴橋小・鶴橋小)▽大池中学校区(御幸森小・中川小・舎利寺小)▽生野中学校区(林寺小・生野小・舎利寺小・西生野小)▽田島中学校区(田島小・生野南小)―の4エリア。「みんなの学校」をテーマに、@世界のフードビジネスのスタートアップ学校Aクラフト系ものづくり学校B農業ビジネスの学校―などとして活用することを想定している。
 
提供:建通新聞社