トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

鹿児島建設新聞
2020/10/09

【鹿児島】徳之島3町 クリーンセンター/来年度 長寿命化計画を策定/候補地選考は委員会設置

 徳之島3町で組織する徳之島愛ランド広域連合(連合長・大久保明伊仙町長)は、クリーンセンターの施設整備を計画している。新施設に向け2021年度は、新設か基幹改良を判断するための長寿命化計画を策定するほか、建設地は候補地選考委員会を設置して23年度までに絞り込む。
 施設整備に向けた取り組みで20年度は、今後5カ年の一般廃棄物処理に係る計画とごみ減量化およびリサイクルの目標を定めた地域計画を策定。21年度は施設保全計画、現施設の維持補修データの収集および新設と延命化(基幹改良)の比較検証を行うための長寿命化計画を策定する。
 22年度は、長寿命化計画で得られた内容と環境省の方針を考慮した、地域計画の見直しを行い、新設に向けて次期施設整備に向けた各種手続きを進める。
 新設となった場合は、24年度から敷地造成設計や設計と発注の図書を作成、26年度に造成、27年度からの設計・施工を想定している。
 並行して進める候補地の選定に向けた取り組みは、19年度に候補地エリアとして天城町および伊仙町に決定。20年度は1次選考で法的制約条件等の除外地域を除いて、特定地域をリストアップ。
 21年度は、広域連合で専門家や有識者で組織する第3者委員会の候補地選考委員会を設置する予定で、2町から選定された特定の候補地に対する事前調査等を行い、施設整備に適した土地かを判断。22年度には候補地選定に係る詳細な調査を行い、23年度の決定を目指す。
 現施設は、伊仙町目手久地区の敷地4万uにごみ焼却施設やリサイクル施設、最終処分場(浸出水処理施設、埋立処分場)で構成。ごみ焼却炉は流動床式で処理能力は38t/日(19t/8時間×2炉)。現状は各設備機器の老朽化により、高温の燃焼温度が維持できない状況が続き、1日も早い新施設の整備が望まれている。

鹿児島建設新聞space鹿児島建設新聞FACEBOOK