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建通新聞社(中部)
2020/10/12

【三重】三重県議会9月定例会 入札制度のさらなる改善について質疑

  三重県議会9月定例月会議本会議(10月2日)の一般質問で、中森博文議員(自民党県議団)が「入札制度のさらなる改善」について質疑した。その中の1項目として、「街路樹剪定(せんてい)業務における入札の改善」について、「美しい街路樹を守っていくために、景観や樹木保護の観点からぶつ切りをなくし、自然樹形剪定が行われるように、剪定に係る入札について技術的評価や出来映え評価が加味されることが重要だ」とし、県側の考え方を質した。
 真弓明光理事は、街路樹剪定業務の手法について、「落葉樹は毎年、常緑樹は隔年を基準に街路樹剪定を実施している」ことや、「景観形成の観点から建設事務所の担当職員にも剪定研修を受講させている」と説明。
 入札方法については、「造園工事業登録業者を対象に企業の完成工事高全体の50%以上を造園工事が占めることを企業要件として設定するなど一定の専門性、技術力を持った業者を選定している」とした。その上で、景観に配慮した街路樹剪定について、「観光地やにぎわいを創出する道路などで、景観形成が必要な道路に対する樹木剪定については、今後、他の自治体の取り組み状況も参考にしながら、街路樹剪定士などの有資格者の活用も含めて検討していきたい」と答弁した。

提供:建通新聞社