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建設新聞社
2020/10/16

【東北・宮城】仙台rebornが仙台市の津波被災エリアに複合施設

 仙台reborn(深松努代表取締役)が仙台市の津波被災地に建設する複合施設「アクアイグニス仙台」(仮称)新築が着工を迎え、14日に現地で起工式が行われた。設計・監理はARTS(津市)、ほか2社、施工は深松組や阿部和工務店・中城建設JVなどが担当。東日本大震災の被災地域にかつてのにぎわいを取り戻すべく、一大交流拠点整備が始動した。
 アクアイグニス仙台は、仙台市若林区藤塚地内に温泉や飲食店、マルシェなどを備えた複合施設。南北2ブロックに分かれており、北ブロックは温浴棟(RC2階建て、延べ2998・5平方b)やマルシェ・産直レストラン棟(W造平屋建て、延べ605・7平方b)、マルシェ棟(同、延べ480・26平方b)、ベーカリー棟(同、延べ331・2平方b)で構成。南ブロックは、▽スイーツ棟(W造平屋建て、延べ692・67平方b)▽保育所を含むイタリアンレストラン棟(同、延べ586・29平方b)▽フルーツハウス(延べ738平方b)×2▽ベジタブルハウス(延べ680平方b)―を整備。南北合わせて延べ7850平方b規模で建設する。ことし1月に温泉掘削工事、4月に造成工事がそれぞれ着工し、このうち造成が9月30日に完了した。施設は2021年10月の竣工、22年4月のグランドオープンを目指している。
 設計・監理はARTSとBAU建築設計室、深松組一級建築士事務所が担当。施工は温浴棟を深松組、マルシェ棟ほか木造棟を杜の都建設協同組合と阿部和工務店・中城建設JVが行う。運営は、三重県内で複合温泉リゾート施設を展開するアクアイグニス(東京都中央区 立花哲也代表取締役)と深松組などが共同出資して設立した仙台rebornが手掛ける。
 同事業は宮城県の「沿岸部交流人口拡大モデル施設整備事業」や仙台市の「東部沿岸部集団移転跡地利活用事業」に選定されている。さらに温浴棟は高さを15b確保しており、津波発生時に避難場所の役割も果たす。
 式典には、仙台市の郡和子市長をはじめ、工事関係者ら約80人が出席。郡市長が祝辞を読み上げたほか、神事では、鎌入れをARTSの平野信義代表取締役とBAU建築設計室の堀篭孝之代表取締役、鍬入れを深松代表、立花代表、郡市長、鋤入れを深松組の深松徹取締役副社長、阿部和工務店の舩山克也代表取締役社長、中城建設の結城創代表取締役、興盛工業所の小林照和代表取締役、ユアテック宮城支社の阿部克彦常務執行役員支社長がそれぞれ行った。
 深松代表は「施設が着工したこれからが本番だ。地域のにぎわいを取り戻す復興・創生のシンボルとなるよう、全力で工事を進めて行く」と話し、立花代表は「地元の魅力を最大限に引き出し、発信したい。復興の象徴として地域の人々から喜んでもらえる施設になれば」と述べた。
 また、施工者を代表して舩山社長が「多くの人が待望する施設の施工を任せていただき大変ありがたい。藤塚地区の魅力を最大限引き出せるよう工事に取り組んでいく」と力強く語った。

 提供:建設新聞社