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日刊建設工業新聞
2020/10/19

 【鳥取】国道482号など10カ所5億円/県管理7カ所/市管理3カ所/12月上旬に災害査定


 県土整備部は先月26日から同27日にかけての「9月豪雨」によって発生した、公共土木施設被害をまとめた。国道482号など鳥取市佐治町内を中心に10カ所、被害額は5億円に上った。今後、11月中旬までに正式に被害額を確定させ、12月上旬の災害査定に持ち込む。
 県東部と中部に大雨をもたらせた9月豪雨の影響で、鳥取市佐治町尾際の国道482号が延長100bにわたって崩壊。道路が走る佐治川護岸に被害額1億7000万円を見積もった。
 道路崩壊の原因で、付近から佐治川に流入する北谷川は、佐治川合流部から「きのこ工場」周辺にかけて2カ所の被害額に9000万円と1億2000万円。土砂撤去と護岸を復旧整備する。
 また、きのこ工場の上流に建設するダム堰堤は国庫補助の「災害関連緊急砂防事業」を取り入れて別途整備する。
 このほか、三朝町中津の主要地方道三朝中線の路肩崩落に1600万円など県管理施設は計7カ所で4億円。一方、市町村施設は鳥取市河原町北村の曳田川に6100万円など3カ所に1億円。
 同部は「今のところ、被害額は流動的」(技術企画課)と話しており、今後、詳しい現地測量を進め11月中旬までに査定に向けた申請額を固める。国災害査定は12月上旬の実施で日程を調整している。

日刊建設工業新聞