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建通新聞社(東京)
2020/10/26

【東京】八幡山3丁目2団地など5件を公告 都

 東京都財務局は10月23日、2021年第1回都議会定例会への付議案件として、都営八幡山三丁目第2団地など都営住宅の建築工事5件の一般競争入札を公告する。いずれの案件も、受注者希望型女性活躍モデル工事の試行対象。それぞれ10月30日〜11月5日に申請書の提出を受け付け、12月14日に開札する。
 八幡山三丁目第2団地では、1961年に完成した都営八幡山アパートを段階的に建て替えている。
 今回の工事では、2棟の住宅棟(J、K棟)を新築する「都営住宅2H―119西(世田谷区八幡山三丁目第2)工事」と、1棟を建設する「都営住宅2H―118西(世田谷区八幡山三丁目第2)工事」の2案件に分け、それぞれ一般競争入札で施工者を選ぶ。
 住宅棟J棟の規模は、鉄筋コンクリート造9階建て97戸、K棟は14階建て140戸を想定。この他、鉄骨造平屋100平方bの集会所とごみ容器置き場も整備する。
 工期は23年2月24日まで。工事発注規模価格帯は、20億円以上23億円未満(税込み)。
 もう一方の住宅棟の規模は、鉄筋コンクリート造14階建て、140戸とする。23年2月16日の完成を目指す。工事発注規模価格帯は13億円以上14億5000万円未満(税込み)に設定した。
 この他、「都営住宅2H―108西(村山)工事」として、D棟とF棟の2棟を新築する工事を発注する。規模はD棟が鉄筋コンクリート造8階建て128戸。F棟が9階建て108戸。
 工期は22年11月9日まで。工事発注規模価格帯は20億円以上23億円未満(税込み)。
 「都営住宅2H―131東(豊島区西巣鴨二丁目)工事」では、既存住棟を解体撤去した跡地に住宅棟A棟(鉄筋コンクリート造8階建て72戸)とC棟(鉄筋コンクリート造6建て42戸)を整備する。
 工期は23年5月1日まで。工事発注規模価格帯は11億円以上12億円未満(税込み)。
 「都営住宅2H―102東(墨田区堤通一丁目第2)工事」は、鉄筋コンクリート造6階建て66戸と同造6階建て34戸の建物をエキスパンションジョイント接続し、1棟の建物として整備する。  工期は23年9月19日。工事発注規模価格帯は12億円以上13億円未満(税込み)。
 財務局が試行している受注者希望型の女性活用モデル工事では、入札参加の条件に女性技術者の配置を設定せず、契約後に受注者から申請があった場合にモデル工事を適用し、更衣室など環境整備に伴う経費を計上したり、工事成績に加点措置を講じたりする。都が案件を指定する従来型の女性活躍モデル工事では、中小建設業者から「応札のハードルが高い」との声が上がっていたことなどを反映した。

提供:建通新聞社