トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(中部)
2020/10/28

【愛知】アパ 名古屋駅近くで高層ホテル建設を展望

 アパホテルなどを傘下に持つアパグループの元谷外志雄代表は、名古屋市内に20階建て以上のタワーホテルを建設したいと述べた。「良い立地があれば」と前置きした上で、名古屋駅周辺を建設の適地と捉えていることを明かし、リニア中央新幹線の開業に合わせて開発する展望を語った。
 アパグループは現在、国内にタワーホテルを10棟展開している。出店エリアは東京や大阪に集中しており、名古屋市内にはないのが現状だ。元谷代表は「タワーホテルを名古屋で建設するならば、リニア開通で需要が生まれるタイミングが最適」と、10月27日の「アパホテル名古屋駅新幹線口南」開業に合わせて行った記者発表で明言。開発の可能性は「その時の状況次第」として明言は避けたが、リニア開通後の名古屋市内の需要に期待を寄せているようだ。
 通常のホテル開発は「自社で新築するのは東京や地方の主要都市」とし、これ以外は「買収やフランチャイズ化をメインに出店していく」戦略を明かした。中部地域では、2021年7月までにこれまで建設計画が公表されてきた3ホテルが完成する予定。この後のホテル新築については、当面の間、控えることとなりそうだ。
 新たに開業した「アパホテル名古屋駅新幹線口南」は、鉄骨造13階建てで、客室数が191室。標準仕様として、全室に50型以上の大型液晶テレビや、荷物の収納空間を設けたベッドなどを設置している。建設地は名古屋市中村区椿町22ノ10。施工は木内建設(静岡市駿河区)が担当した。

提供:建通新聞社