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日本工業経済新聞社(群馬)
2020/10/28

【群馬】県前橋土木が赤城山線歩道整備の初弾工

県前橋土木事務所は都市計画道路赤城山線の歩道整備事業で、2021年度に初弾工の発注を予定している。前橋市北代田町の事業区間のうち南側にある最優先工区約120mで、歩道設置工事を実施する。並行して用地買収にも取り組み、22年度以降の施工スケジュールを練る。同事業は前橋市上細井町から北代田町までの1200mを対象に両側歩道と電線共同溝の整備を行うもの。区間内にある3橋梁では拡幅や架け替え工事が計画されており、設計が進んでいる。
都計道赤城山線(主要地方道前橋赤城線)のうち、主要地方道前橋西久保線との上細井町交差点南側から桃ノ木川を跨ぐ北代田橋の北側までが事業区間となっている。延長1200mで現況幅員7・5mを17mに拡幅、両側に3・5mの歩道を新設する。電線共同溝により無電柱化を図り、通行性および防災能力を強化する。また、主要な交差点部には右折レーンを整備することで、慢性的に発生している渋滞を緩和させる。道路や電線共同溝、交差点部は、いずれも高崎測量(高崎市)が詳細設計を担当している。
17年度に事業着手、完了目標は27年度に設定。全体事業費は約37億円を見込む。
21年度の初弾工は区間南側の最優先工区で実施。北代田橋南側から北代田町交差点までの120mを対象に、拡幅および歩道設置を実施する。電線共同溝は今後の工事で整備する。工事の発注方法や詳細な時期は未定。当該区間は前橋市立前橋高校や鎌倉中学校の生徒が通学路としているため、優先的な整備が掲げられていた。
21年度は同工事のほかに、北代田町交差点から北側の区間で用地買収を継続。状況を考慮しつつ、22年度以降の施工スケジュールを検討する。できるだけ、同交差点から北に向かって整備区間を延伸したい考え。
区間内にある桧下橋、白川橋、薬師橋の3橋はそれぞれ拡幅または架け替えで歩道設置に対応する。現在、各橋の設計業務が進行中。担当は桧下橋と薬師橋を一括して長大(東京都中央区)、白川橋が日本工営(東京都千代田区)となっている。各橋の工事時期は事業全体の進捗などをにらみつつ、判断する。