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建通新聞社(中部)
2020/10/30

【三重】アンリミテッド 鈴鹿青少年の森にホームスタジアム建設を構想

 【三重県鈴鹿市】日本フットボールリーグ(JFL)所属のサッカークラブチーム「鈴鹿ポイントゲッターズ」(事務局・鈴鹿市住吉町)を運営するアンリミテッド(東京都港区)は、三重県営都市公園「鈴鹿青少年の森」で計画する同チームのホームスタジアム建設構想の具体化に向けて動き出した。同構想を手続き面でサポートする鈴鹿市の末松則子市長と、同社の吉田雅一社長が10月28日、三重県庁を訪れ、2022年9月のスタジアム完成などの計画を盛り込んだ要望書を鈴木英敬知事に手渡した。鈴木知事は、「三重からJリーグのチームが出ることは県民の悲願だ」とし、「県としても全力で支援する」とエールを送った。
 計画では、予定地を鈴鹿市住吉町にある「鈴鹿青少年の森」(全体約50f)のシンボルの広場西側の雑林帯とした。同区画は、サーキット道路に沿った公園駐車場の北側に位置し、土地形状がくぼ地となっていることから、形状を生かした掘り割り式のスタジアムを整備する考えを示した。敷地面積は最大となった場合は5fを想定しており、今後県と詰めることになる。スタンドは、Jリーグ規格の条件を満たす5000人収容規模とし、事業費は約4億円を見込んでいる。現時点での事業スケジュールは、今後、具体的な施工計画を詰め、諸手続きを経て21年夏ごろまでに工事に着手し、22年9月の完成を目指す。順位状況などのタイミングが整えば、22年度にJ3クラブライセンスの申請も視野に入れているとした。
 同構想については、2〜3年前から検討しており、候補地として同公園が挙がる中で、1月にスタジアム建設に向けての知事要望を行った。これを受けて、県、市、同社の3者が事務レベルで事業化に向けての協議を行った。今回はその経過報告とともに、J3昇格の条件の一つになる「Jリーグ百年構想クラブ」の申請を11月に行うことを含め、改めて県の協力を求めての要望(依頼)となった。同公園については、県が利活用の促進に向けて、民間活力の導入を前提とした見直しに着手していた。このことから、今回の依頼の中で、既設の宿泊施設も備えた多機能複合型の交流施設という位置付けも踏まえながらエリアの将来像を検討が必要との考えも示した。
 施設計画に当たっては、公園内に公園管理者以外の者が施設を設け、管理を行うことになるため、鈴鹿市が都市公園法第5条にのっとり、公園施設の設置・管理の許可申請を行い、公園管理者(県)の許可を受けて、市が県から土地を借り、その土地に同社が建設・管理運営を行う形になる。
 同チームは、前身のチーム名から、16年に名称を「鈴鹿アンリミテッドFC」に変更し、20年2月に現在のチーム名に変更した。

提供:建通新聞社