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北陸工業新聞社
2020/11/06

【富山】富山商工会議所/スマートシティ(トヨタ版)誘致など/21年度要望書を市に提出

 富山商工会議所は、富山市に対する21年度の施策や予算への要望書をまとめ、5日に高木繁雄会頭らが市役所を訪れ、森雅志市長に提出した。
 要望内容は、中小企業対策関係では新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた中小企業・小規模事業者への支援として(1)「新型コロナウイルス感染症対策支援特別枠」など、既存融資制度の継続・充実(2)融資関連手続きの電子化(3)コロナ禍での早期事業再開のための助成金制度創設―、キャッシュレス決裁の普及支援、飲食店の開業を目指す創業者支援。地域振興・観光関係では、トヨタ版スマートシティ「Woven city」(ウーブン・シティ)の誘致や世界ポスタートリエンナーレトヤマ2021関連事業への支援。環境関係では、防災対策としてBCP(事業継続計画)策定の推進と災害時の一時避難所を表明する企業に対して、感染症の予防対策や受入準備のための助成制度の検討。
 森市長は自身の任期が来年4月であることを踏まえ、「来年度当初予算は骨格型。要望は新市長に託すが、補正予算でどこまで対応できるか」との返答にとどめた。
 商工会議所から翠田章男副会頭、大津賀保信副会頭、山田岩男副会頭、品川祐一郎副会頭ら、市から大場一成商工労働部長らが出席した。

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