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北陸工業新聞社
2020/11/10

【石川】ジェイアールで実施設計進む/(仮)西松任駅、月内に工事協定へ/白山

 白山市北安田町地内で計画される(仮称)西松任駅整備事業について、事業主体である白山市地域公共交通協議会とJR西日本は、11月中に工事協定を締結する方針で調整している。同駅の実施設計は現在、ジェイアール西日本コンサルタンツで進めている。
 工事協定は、全体(20〜22年度)と年度ごとに分けて締結する予定。9月に開かれた同協議会の会合で、21〜22年度までの債務負担行為として限度額18億7674万4000円の設定が了承されている。今年度の事業費8800万円を加えると、総事業費は19億6474万4000円。JR西日本が施工を担当する。同社への受託分以外の事業費は別途予算化するという。
 JR松任駅と加賀笠間駅間で新設が計画される(仮称)西松任駅の建設場所は、同市北安田町地内の松任北安田南部地区土地区画整理事業区域で、北陸新幹線白山総合車両所に近い。在来線の同駅はホームの長さが130メートル(6両編成対応)で、相対式のホーム2面2線。跨線橋や待合室、トイレ(下り線側)、エレベーター2基、改札口2カ所、券売機(下り線側)、IC簡易改札機、スロープ(上り線側)などが整備される。
 今年度の実施設計を経て21年度に着工し、北陸新幹線敦賀開業と同時期の23年春の開業を目指す。開業時の駅利用者は1日あたり1871人を見込んでいる。国の補助金以外の費用を市が負担し、運行主体はIRいしかわ鉄道が担う。

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