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北陸工業新聞社
2020/11/10

【富山】県発展へ戦略会議設置/新田知事が初登庁で会見

 富山県知事選で初当選した新田八朗新知事は9日、初登庁し、職員による出迎えを受けた後、初庁議や幹部職員への就任あいさつを行い、記者会見に臨んだ。
 新田知事は幹部職員へのあいさつで、▽ビジネスパーソン▽タックスペイヤー▽ヒューマンビーイング―としての視点を求めた。ビジネスパーソンでは、スピード感、お客様目線、現場主義を重視。タックスペイヤーについては、「納税者の視点を忘れず、いかに雇用を生み出し、企業・個人の所得を増やしていくかが行政の大きな仕事であり、1丁目1番地」と強調し、県の発展につなげる考えを示した。ヒューマンビーイングでは、ワークライフバランス、地域人としての活動を求めた。また、官民連携に向けてさらに交流を進めていくとした。
 記者会見では今後の4年間について、「公約に掲げた富山八策と88の具体策をやりきることが目標」と捉えた上で、「ワクワクするような県、チャンスがあり夢がかなえられる県になってきたと目に見えるかたちで示したい」と強調した。そのために、「富山版成長戦略会議を早く立ち上げ、将来を見据えた産業経済発展の姿を描いていく」と表明。15市町村との連携・協力に向け、ワンチームとやま連携推進本部も設置するとした。
 このほか、新型コロナ対策に力を入れるとともに、「経済対策も大切であり、スピーディーに必要な支援を企業や県民に届ける体制を構築する」と述べた。

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