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建通新聞社(中部)
2020/11/10

【三重】鈴峰ホースパーク建設計画 地元で説明会開催

 【三重県鈴鹿市】鈴鹿市西部で計画される競走馬のトレーニング施設「鈴峰ホースパーク建設事業(仮称)」の説明会が、10月30日に地元の鈴峰、庄内の2地区の地区市民センターで開かれ、地元の市民らに対し、簡易的環境影響評価書の説明が行われた。事業主体の競走馬育成企業(競走馬生産・育成牧場)から一括業務代行を受けたイケダエステート(鈴鹿市)が、三重県環境影響評価条例に基づく手続きの一環で開いた。説明会では、悪臭や騒音・振動などの各項目について、周辺への環境影響が規制基準などを満たしていることや、調整池の整備などの環境保全計画などを説明した。
 同施設は、競馬のレース前・後に競走馬のトレーニングや調整を行う施設。建設地は、鈴鹿市伊船町、東庄内町の「鈴峰ゴルフ倶楽部」の東側8ホール部分。事業実施区域面積は約18万7000平方b。このうち約12万9000平方bを競走馬育成施設用地とし、その他、通路、調整池、造成緑地などを配置する。造成計画では、土工による土の搬入・搬出は行わない。予定土量は、掘削土量が約15万8600立方b、造成盛土が約14万2700立方b。工事期間は開始から施設供用までで約12カ月を見込んでいる。
 イケダエステートが環境アセスや開発の手続き、土地造成・施設建設までを行う。今後、県環境審議会での審査、措置報告書作成を経て事業着手となる。説明会では、イケダエステートの田中久司代表が「対象地区の樹木を極力残し、環境に配慮した計画としている。今後、諸手続きを経て、できれば21年秋ごろに着工したいと考えている」と説明した。

提供:建通新聞社