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日本工業経済新聞社(群馬)
2020/11/10

【群馬】藤岡市土地開発公社は東平井工業団地第2期の測量調査設計を1月指名

藤岡市土地開発公社は、東平井地内に計画する東平井工業団地第2期の6・2 ha造成に向けた測量調査設計業務について、年明け1月の指名通知を目指し準備を進めている。当初予算で委託料3420万円を確保。履行期限は契約日から10カ月程度を見込む。また、12月上旬までの完了を目標に地権者との用地買収契約手続きを進めるほか、文化財試掘調査を年明け早々に実施。最短2021年度とみられる工事着手に向け準備を進める。分譲開始は23年度下半期を目指す。
造成するのは県企業局が整備した既存工業団地に立地する協正金型製作所(東平井1410−3)の東側を通る市道119号線(平井小通り)と北側を市道134号線、東側の市道5641号線をアウトラインとする三角形の形状。東平井1342ほかの敷地約6・2 ha。地権者は42人おり、用地買収に伴う契約手続きを行う。区画数は明らかにしていない。
造成区域内は文化財包蔵地になっており、年明け早々に行う文化財試掘調査の結果を受けて着手する埋蔵文化財調査や、測量調査設計業務の進捗を踏まえ工事発注期間を決定する。
区域内には調整池や放流管路を整備、5641号線舗装改良などを行う。調整池は区域内の北東端に配置する。
調整池で流量調整後に鮎川へ放流するため新設する放流管路は、調整池から鮎川公会堂(鮎川555−1)南側までの区間に敷設する計画。なお、鮎川公会堂南側から鮎川までは幅2500o×高さ2300oのボックスカルバートが敷設されているため、既設排水路を使用し放流させる。
測量調査設計では◇路線測量◇用地測量◇道路詳細設計◇調整池詳細設計◇放流管路設計◇地質調査−などを行う。概要は次のとおり。
【路線測量】
134号線(延長約300m、幅員12m)と5641号線(延長約300m、幅員4・4m)の2路線。
【用地測量】
敷地南端の地区外緑地2000uを含めた6万4000uが対象。
【道路詳細設計】
5641号線および区域内北側へ計画する約400mの道路側溝の断面、老朽化により舗装が傷んでいる5641号線などの道路舗装構成などの検討から着手、設計を仕上げる。
【調整池詳細設計】
面積4000u、必要調整容量6975立方m以上、許容放流量0・21立方m/s以下などを基本条件に調整容量など検討、設計をまとめる。
【放流管路設計】
調整池から鮎川公会堂までの約600m区間を対象に管種や口径などの検討から進める。
【地質調査】
2カ所で土質ボーリングを行う。穴の口径や深さは検討中。